『なないちゃんとあそぼ』演出担当者にインタビュー!リアルを追求するアダルトVRゲームの裏側とは?


VR元年と言われた2016年。
一部のVRファンの間で今も語りつがれている伝説のVRイベントがありました。

その名も『アダルトVRエキスポ』
会場となった秋葉原のとある雑居ビルに、会場のキャパシティを優に超える人数が集まった結果、最終的に警察の注意を受け、主催者側は苦渋の選択で中止を決定。

入場がかなった先頭の数十人のみによってネット上に伝えられる会場内の様子を、「イイなーイイなー」と羨みながら見ていたものです。

そう、筆者もまた、入場できなかった悲しい人の群れのひとりだったのでした。

アダルトVRに込められた期待の大きさが、会場に集まった人の数からも明らかになった、歴史的な事件でもあります。

その記念すべき第一回アダルトVRエキスポ。

ただでさえクレイジーなイベントのその出展者の中に、ひときわ異彩を放つアダルトVRゲーム『なないちゃんとあそぼ』がありました。

『なないちゃんとあそぼ』とは


まるで本当に性行為をしているかのような体験ができるというアダルトVRゲーム。

その画期的なアイデアと、誰にも見られたくないようなプレイ姿が相まって、瞬く間に話題となりました。

すでにご存知の方には言わずもがなですが、『なないちゃんとあそぼ!』が注目される最大の理由ともなった『このゲームならではの独特のプレイスタイル』を、是非皆さんに知っていただきましょう!

スマホコントロールシステムが生む圧倒的没入感

なないちゃんとあそぼ!”は、Oculus Rift/HTC Viveに対応したアダルトVRゲームです。
なないちゃんと部屋のベッドの上で、エッチな事ができちゃうゲームです。制服とパンツ差分を自由に視線操作で変える事も出来ます。
コントロールは今までのゲームにはまったく無いぐらいシンプルで、スマホを取り付けたボディを動かせばなないちゃんもそれに合わせて自然に反応してくれます。
今までにないタイプのゲーム?ですのでぜひ一度体験してみてください。
公式サイトより

さて、ここで注目していただきたい一文は……

”コントロールは今までのゲームにはまったく無いぐらいシンプルで、スマホを取り付けたボディを動かせばなないちゃんもそれに合わせて自然に反応してくれます”

……ココです。

つまりこのゲーム、HTCViveやOculusRiftといったハイエンドVRヘッドセット専用ゲームでありながら、専用のハンドトラッキングコントローラーやマウス、キーボードなどを一切使用せず遊ぶことができます。
というよりも、使用しないで遊ぶ方向に最適化されています。

一体どういうことなのでしょうか?

その答えがこちら

お分りいただけますでしょうか。
これがこのゲームの全てです。
この「絶対に他人に見せられないプレイスタイル」こそ、『なないちゃんとあそぼ!』が大いに話題となった理由なのです。

空気を入れて膨らまして使うタイプのラブドール、俗な言い方をするとエアダッチ、もしくは空気嫁にスマホを取り付け、スマホのジャイロ機能をwifiを通じてPCとリンクさせることで、仮想空間の『なないちゃん』と本当に性行為をしているかのような体験ができるのですね。

この斬新な『スマホコントロールシステム』により、プレイヤーの動きにリンクして反応する『なないちゃん』とのヴァーチャル性行為。驚きなのは体位の変更さえもが感覚的でスムーズであること。
めんどくさい操作は一切なし
『なないちゃん』の分身でもあるラブドールの準備ができたら、ゲームを起動し、あとは気の向くまま『プレイ』するだけ!
圧倒的な没入感に「時代はついにここまで来たのか!」と感動していただけるはずです。

こちらが公式サイト推奨の空気嫁。ご覧の通りのアダルトグッズですね。
エアダッチに限らず、スマホが取り付けられるものなら何でもOKとの事ですから、是非お好みの空気嫁をお買い求めいただき、お好きなようにご使用ください。
ただし、あまり重いものは取り回しが大変とのことですのでご注意を。

スマホを持っていない方でも遊べます

『なないちゃんとあそぼ!』では、Oculus RiftやHTC Viveをお持ちでスマートフォンをお持ちでない方の為に『視線操作モード』を搭載しています。
体位の変更などの操作は、画面右に浮かんでいる視線アイコンによって操作することができます。

スマホを取り付けた空気嫁と『なないちゃん』がリンクする『スマホコントロールシステム』よりも没入指数は下がりますが、『スマホコントロールシステム』と同様に両手はしっかりハンズフリーですので、いろいろと安心ですね!

今回は、そんな話題作『なないちゃんとあそぼ』のシステムを作った開発者側へのインタビュー企画です!

普通のインタビューは既にいくつかのメディアで行われていますので、今回は少し毛色を変えて、ちょっと変わった形でこのゲームに関わった人へインタビューをしてみました。

VRエロ演出。
VRエロモーション演技指導。
なんとも聞き慣れない、マニアックで新しい単語。

実際の作業内容や、こだわり、さらには苦労話のようなエピソードなど、聞けるだけ聞いてみたいとインタビューを打診したところ、有難いことに快く受けて下さいました。

みうらさぶろう

アダルトアニメの脚本・コンテ、アダルトゲームのシナリオ等、エロオタ業界の何でも屋(本人談)。
その他、PV(プロモーションビデオ)等の映像ディレクションなどに携わる。

梶井工太郎
こんばんは。今日はインタビューに応じていただき有難うございました。あ、なんでも好きなもの頼んでくださいね。
みうらさぶろう
いやいや、こちらこそ。僕の話なんかでよければ。じゃあ、お言葉に甘えて。日本酒二合お願いします(笑)

VRエロ演出の裏側

お酒や焼き鳥を注文して和やかに始まるインタビュー

梶井工太郎
さて早速ですが、『なないちゃんとあそぼ』に、みうらさんがどのように係わったのか伺ってよろしいでしょうか。
みうらさぶろう
そうですね、エロ演出というか、エロ全般というか。演出面全般をやってくれって言われたのが最初かなぁ?
『なないちゃんとあそぼ』の発端というか、僕が関わる前の話なんですが、Robaさん(Roba氏・メインプログラマー)は、本当にプログラマーとして色んなことをするのが好きな人で、VRが出た時に「絶対VRでエロをやるって人は出てくるだろうけど、俺がやったらこうなるかな」みたいなのを試しに作ってみたらしいんですよ。
そしたら、会長(通称会長・VRJCC代表)がそれを見て「これ作ろう!」ってなったらしくて。で、その後キャラの原画を起こしたりして、徐々に形になっていったみたいなんですね。
梶井工太郎
ふむふむ。それで、みうらさんがどのように絡むことになっていくんですか?
みうらさぶろう
Robaさんと僕との間に共通の知り合いがいるんですけど、その彼に「みうらさん、面白いゲームがあるから、ちょっと遊びに行こうよ」って誘われて、Robaさんの家に行ったんですよ。
最初のバージョンのなないちゃんだったんですが、実際に遊んでみたら、僕、感動しちゃって。もう本当に面白すぎて。フェイスブックとかにも書きまくったんですよ。「こんな凄いモノがある!」って。
それでしばらくしたら向こうから「みうらさんは、シナリオとか演出とか監督だとか、色々やってるけど、結局何なんですか?」という連絡が来たんですね。
それで僕は、素直に「エロは基本においてるんだけど、結局全部、ハンパにやってるんだ」って答えたんです。(笑)
そしたら「じゃあ、エロなら大概できますよね? エロ演出部分を観れる人が内部にいないから、外注的に手伝ってもうことができますか?」ってなったんです。
梶井工太郎
なるほど。そういう出会いがあったんですね。
みうらさぶろう
システムを作ったRobaさんも、その他色々を取り仕切ってる会長も、勿論オタクはオタクなんですけど、ゲームやアニメを作っているわけではないので、現場を知ってる人間が欲しかったらしく、そこで運よくオレが……っていう感じですね。
これは、自分を卑下していうわけじゃなくて、色々ハンパに手広くやってたから良かったのかなって思いますよ。「ザクッとみうらに言えば、上手くやってくれんのかなー」みたいな、そういう考えがあったかどうかは知らないですけど(笑)
梶井工太郎
それで、実際にどんなことを?
みうらさぶろう
Var.1ですけども、僕が初めて遊んだ時点でなないちゃんは既に完成してるワケです。既に完成してるものをより良くするためのエロ演出として、僕は何を手伝えるだろうかって考えたんです。もっとエロくするにはどうしたらいいかって。
それで、脚本を練り直してみたりとか、モーションをこういうふうにしたらもっとエロくなりますよ、みたいな提案をしたのが最初かな?
みうらさぶろう
その時の、最初のヴァージョンのなないちゃん……僕が初めてプレイした時のですけど、行為中の喘ぎ声も同じようなフレーズがリピートしてる感じだったんですね。実際にユーザーさんからも「本当にエロくて最高だけど、もう少し行為中の会話とか動きにバリエーションが欲しい」っていう声があったみたいで。
梶井工太郎
なるほど。ではまず「フレーズ、声」から取り掛かろうと。
みうらさぶろう
とりあえず汎用的に使える声や動きのカットをいっぱい用意しようと考えて。「あんあん」って喘ぎ声もいいですけど、実際には「いや、そこ奥、ん、届く」みたいな、ちょっとした言葉があったほうがエロいじゃないですか。
それでもう、ガーッ! とリストを作って、とにかく喘いでる脚本をいっぱい作ったの。ゆっくりのピストン、速めのピストン等で分けて、20パターン以上は用意したかな?
そうやって用意した声や動きのパーツをランダムに組み合わせて、結果として無限のパターンができるように。
梶井工太郎
確かに、掛け算で組み合わせていけたらバリエーションは無限ですね。
みうらさぶろう
その後のバージョンアップで体位を増やすことになって、僕が実際に手伝いに入ったタイミングはその時だったんです。追加する体位のモーションと、既にある体位のカットもいくつか新しく撮ろうということで。それで、モーションはちゃんと人間で撮るんですよ。AV女優さんで。
梶井工太郎
本物のAV女優さんに協力してもらったんですね。
みうらさぶろう
そうそう。
でね、脚本用意して現場に行ってみたら、突然言われるワケなんですよ。
「じゃあみうらさん、演技指導お願いします」って(笑)
梶井工太郎
VRエロモーション演技指導ってのは、なかなか新しい仕事だと思います(笑)
みうらさぶろう
実際にどうやったかって言うとね、センサーを付けた女優さんに「バックの撮影なんですが、コレは途中で一回、若干こっち(プレイヤー)を気にする演技を入れるパターンを撮りたいんで、合図を入れたらそういう演技をして下さいね」とか、そういった指示を出して。
それで僕は脚本持ちながら「じゃあスタートしまーす」と言ってこう、お尻を押して……
梶井工太郎
ん? お尻を押す? どういうことです?
みうらさぶろう
ピストンされる動き、女優さんだけでは出来ないじゃないですか。

お尻だけは触ってもいいっていう許可をもらって、ベッドの上で関節にセンサー付けた女優さんのお尻を押すっていう仕事(笑)
だから、演技指導兼お尻押し係ですね。僕の仕事は。

で、お尻を押しながら「とりあえず10秒このままいきますねー。10秒たったらちょっと一回合図入れるんで、はい、そこで一回こっち向く! そう! 一回身をかがめる! そう!」とか言って、指示を出しながら1分間お尻を押し続けるっていう作業を、もう、延々繰り返して。

梶井工太郎
なるほど。それで何カットくらいとったんですか?
みうらさぶろう
その時は追加で撮る体位が2体位か3体位くらいだったんですけど、体位ごとに、ゆっくりのピストン×10と、速いピストン×10とあって。さらに体位を変える動きだったり、いわゆるイク動きだったりが、各8カット~9カットとか。
なので、その2体位だか3体位だかをやるだけでも、たしか4時間くらいかかったんじゃないかな。もう右手パンパンですよ。お尻の押し過ぎで(笑)
最後の方は変わってもらいましたよね。「俺もう疲れてお尻押せないんで、誰かお願いします」って(笑)
梶井工太郎
そうやって撮ったモーションを組み合わせて、最終的には無限のつながりができると。
みうらさぶろう
そうです。僕はもう本当に素材を作る役になろうと思って。とにかく動きのパターンや声のパターンをどれだけ出せるかっていうのが仕事ですね。あとはその素材を使って貰えばいいかなと。
梶井工太郎
みうらさんの右手が筋肉痛になったおかげで、なないちゃんがよりエロくエッチに進化したんですね。感動しました(笑)
みうらさぶろう
どうなんですかね(笑)

VRだからこそのエロ演出とは

梶井工太郎
みうらさんは、アダルトアニメやPCのアダルトゲームが元々の分野で、さらには実写のAVもやったりしてますが、同じエロという分野でもそれぞれ表現の仕方に違いがあると思うんですよね。今回はVRという新しい挑戦だったと思われますが、何か特別に考えたことってありますか?
みうらさぶろう
うーん、それは何でしょうねぇ……。
ひとつのモノをよりエロくしようという関わり方でも、アニメやPCゲームだったら「構成をこう変えよう」とか、「ストーリーをもっとこうすればエロくなる」ってやれますけど、なないちゃんに関して言えば、やっぱりシナリオ的な流れがあるモノじゃなく、インタラクティブなモノだってのが大きかったんですね。それもただのVRじゃなく、画期的なアイデアの。
実際にプレイヤーとなないちゃんとの間で行われる行為そのものが、オンリーワンな物語になるわけじゃないですか。
だから、すべてのリアクションは毎回変わらなきゃいけないなぁって結論になって。
なないちゃんのエロさが作り物だって思われないようにしたかったんですよね。
変な話だけど、そもそもVRだって思われないようにしたいっていうか。
で、そのためにはいろんなパターンの喘ぎ声、いろんなパターンのちょっとした動きってのを、とにかく数を作っちゃって、それを無限に組み合わせられるようにして、無限のバリエーションが出来上がるようにするのがVR的だなと。それが多分、一番近いというか、リアルなエロを表現出来るなと、やっぱり実際に係わってみても思いましたね。それしかしようがないっていう話でもあるんですけどね。
梶井工太郎
なないちゃんとの時間をリアルに感じてほしいと。
みうらさぶろう
コレはまだ実装してない話なんですけど……
『なないちゃんとあそぼ』の音声収録の時に、ふとした拍子に外の音が入っちゃった事があったんですね。たしか救急車の音だったかな? もちろんそれはNGテイクだったんですが。
でもその後「そういう外の音って入れていいんじゃないか?」っていう話も出たんですよ。外から救急車の音が聞こえたりしたら逆にリアルだろうって。

こう、一生懸命なないちゃんとエッチしてると、電化製品のリサイクル引取りの車とか選挙の演説の車とかが通って、やってるプレイヤーが「うるせえなぁ」って思った時、なないちゃんがその外の音に反応して、ちょっと窓の方を気にしたりとか、そういうのどう思います?

梶井工太郎
それ、スゴくイイかも……
みうらさぶろう
リアルさを感じるエロ表現って、実は昭和のポルノ映画的な表現だったりするんですよね。昼下がりの気だるい感じというか、気だるい交わりというか(笑)

とにかく、実際に家にいたらそうなるじゃんっていうのを対応させたいねっていう話を、今してたりします。
それはもう、リアルになるだろうと。
もちろん色々とシステム的な手間も多いんですけどね。いざ実装となったら。

梶井工太郎
たしかに大変そうですが、実装される日を楽しみにしてます。
みうらさぶろう
あと、すでに実装されてるシチュエーションに保健室があってですね。保健室でなないちゃんとエッチできるんですよ。なので、部活が終わった他の生徒が保健室に入ってこようとしたりするとか、そういうハプニングがあってもいいんじゃないのっていう話もしてたり。
行為の最中にドアがガタッガタガタッってなって、ナナイちゃんがビクッってなって、「ちょっと待ってやめてやめてやめて」みたいな感じで。
梶井工太郎
僕にはそんな高校時代の思い出はないので、どんなシチュエーションか想像もできませんけどね。
みうらさぶろう
そういうのも、VRならではの無限のバリエーションのためのエロパーツのひとつかなと。
みうらさぶろう
そんな感じで、なないちゃんをエロくするためのネタやアイデアは尽きなくて。そしてそれは僕だけじゃなくて、みんなでワーってアイデアを出し合ってます。
とは言え、なないちゃんはあくまで同人で作ってるゲームなんですよね。みんな本職があって、時間的にもやれることにも限界がある。いろんなアイデアを実行しよう、全部やろうってなったらもう会社作って集中するしかないワケで。
それでもこれは本当に、開発に関わってる全員が、『なないちゃんとあそぼ』っていう画期的なゲームをよりエロくしよう、よりとんでもないものにしようと模索しながらやってます。
梶井工太郎
それはもう、十分に伝わってきます。
みうらさぶろう
さっきの話ですが、前回モーションをとった時に色々と問題もあったんですよ。データになってみたら、関節があらぬ方向に曲がってたり。
あと、やってみてわかったのが、密着できないんですよね。密着すると体に関節が埋まっちゃうんですよ。
身をかがめてイクのを我慢するっていう演技をやらせてみたら、二の腕が胸にめりこんじゃって。「これ使えないですね」「もったいないなぁ」みたいな、そういうやりとりが結構あったりして。
だから、その時のエロ演出は自分としても反省点が多くて。やれることとやれないことをしっかり認識できていなかったんですね。やるだけやってみたら、システムの仕様に適してなかったってのが多すぎて。
こっちとしては当然エロいものが作りたくて、あんなカットやこんなカットを作ろうってガーッとやったんだけど、最終的に使えないものが出来たりして、それは結局、その場にいたみんなの時間を無駄にしたわけだし。
そういう反省も踏まえて、今後のなないちゃんのエロいモーション、エロい脚本、エロいカットへのアプローチの仕方を、色々と試行錯誤しています。
ちょっと今は言えないことも多いんですけどね、バージョンアップごとに、何かしら実装されていくと思うので、そこは楽しみにしていてほしいですね。

現在絶賛開発中の新作『アンナちゃんとあそぼ』のキャラクターイラストと、開発中の画像を特別にいただきました!

新キャラのアンナちゃん、ちょっぴりお姉さんな感じで、なないちゃんとはまた違ったタイプの可愛さですね!

なないちゃんという現象から見えてくる、今後のアダルトVRの未来

みうらさぶろう
逆に僕から質問なんですが、『なないちゃんとあそぼ』はプレイしました?
梶井工太郎
いや、実は僕、まだ未体験なんですよ。一回やってみたいという思いはずっとあるんですけどね。前のアダルトVRエキスポのときも、人が多すぎて入れなかったし。
みうらさぶろう
あれ、横で見てるとかなりマヌケな姿ですけど、実際にやってみると抱いてるのが空気嫁だって思えなくなるんですよ。錯覚がやばいんです。本当にスゴイ。
梶井工太郎
みうらさんが最初に試した時の感想もそんな感じでしたか?
みうらさぶろう
そうですそうです。もう本当に。その時は僕も含めて何人かで遊ばせてもらったんですけど、あれは異様な空間でしたよ。やってる人たちがみんな「オオおおーっ!」としか言わないですからね(笑)
ガキの頃に思ってた未来ってあるじゃないですか。空飛ぶ車とかチューブみたいな道路とか。
確かにスマホなんて完全に未来のツールではあるんですけど、でもなんていうか、そこまでの未来感ないじゃないですか。ルックス的に。
Siriなんかも、ピッって押したら3Dホログラムがバーンって出て「どういたしましたか?」とかやって欲しいくらいだし。
梶井工太郎
まぁ、かつて思い描いてた未来像ってのはありますよね(苦笑)
みうらさぶろう
でもね、ナナイちゃんを初めて体験したときには、「あ! 未来がきた!」って思っちゃったんですよ。完全に。未来の実感をこんなとこで感じてしまった。っていうくらいの衝撃でしたね。アレは。
梶井工太郎
エロという方面でいうと、実際のところ見てるだけのVR動画が多い中で、インタラクティブなものを作ったのがスゴイと思うんですよ。さらに没入感を深めるためのツールと一緒にプレイするっていう。ゲームで言ったら、剣で戦うゲームなら棒状の物を持って振り回せたら没入感が増すし、銃で戦うゲームなら銃の形の物を持てば没入感が増すよねっていう。そういうのと同じ方向の、超シンプルでわかりやすいやりかたで攻めてきてるわけじゃないですか。それを形にしちゃったってとこに感動しますよね。
みうらさぶろう
そう、ナナイちゃんの何が凄いかって、やっぱ、実際に抱けるってことだと思うんです。今言ったみたいに、多くのエロVRって、結局観てるだけなんですよね。確かに立体的だなーっていう映像は見れますけどね。VR(仮想現実)じゃないんですよ。
ただ立体的で主観視点なAVでしかなくて。「あれー、おかしいなぁ、俺の手じゃない誰かの手がおっぱいを揉んでるぞ?」って不思議な気持ちになる時もあるし。それにカメラの問題もあって、脇や後ろを見るとデータがないから真っ暗なんですよ。あれはちょっとVRとは違うなっていうか。仮想現実の体験じゃないですよね。
みうらさぶろう
ちょっと話は変わるんですけど、なないちゃんのインパクトって相当なものだから、今も色んなイベントに引っ張りだこなんですよ。Robaさんや会長たちは、本職あるのに月1は必ずどこかのイベントに出てるんですよね。それでRobaさんなんか、何百回とエロい話をして、自分の作ったものとセックスする人をサポートするっていう(笑)
それで気づいたんですけど、ナナイちゃんはね、とんでもない女の子なんですよ。だって、あんな純情そうな顔してるのに、誰とでもやっちゃうんですよ?
梶井工太郎
いや、そりゃまあ……
みうらさぶろう
現実にそういう女の子がいたら争いの種になるだけなんだけど、オタク的に「◯◯は俺の嫁」ってなったら、みんな「イイよねー」ってなるじゃないですか。ナナイちゃんにはそれが発生してるんですよね。
体験会とかやるでしょ? すると、ナナイちゃんの身体を通り過ぎたナナイちゃんの兄弟同士が、ナナイちゃんの良さを語り合うんですよ。どんな現場でも絶対に。「あの動きがイイよねー」「あの表情がかわいいよねー」ってなるんです。あの共有感は特別ですよ。これだけでも未来の性だったり、性風俗のあり方が見えてくる感じがしませんか?
梶井工太郎
深いなぁ、今の話。
みうらさぶろう
うん。深いですよ。だからこそみんなスゲーッてなってるんです。
永遠のセックスアイドル。
そして永遠に汚れない。
『なないちゃんとあそぼ』は、とても画期的なVRゲームなんですけど、それでもやっぱり限界があるんです。今のVRとしての限界というか。
梶井工太郎
どのような点でしょうか?
みうらさぶろう
今のなないちゃんはVRで空気嫁を抱きながらセックスを体験できて、それは本当に、今までにない体験なんですけど、絶対にできないことがあって。今って、空気嫁に着けたスマホがプレイヤーの動きや振動を感知して、それに同期してなないちゃんが動いてるじゃないですか。だから、なないちゃんから積極的に動くことだけは絶対にないんですよ。
梶井工太郎
なるほど。確かになないちゃんはどうしても受動的にならざるを得ないですね。仕組み的に。
みうらさぶろう
そうなんです。悪い言い方をするとマグロなんですよ。そのマグロをどうエロくするか、っていう部分で僕が手伝ってんのかなと理解してますけどね。
Robaさんも会長も、そこはきっと悩んでるだろうなと思います。
梶井工太郎
それはとても難しい課題ですね。
みうらさぶろう
これ面白い話なんですけど、知り合いを集めた体験会なんかの時にね、友人がなないちゃんをプレイしてる横で、ちょっと身体をつついてみたりするとね、ビクッてなっちゃうんですよ。「ヤバイ……みうらさんだってわかってるのにヤバイ……」って(笑)
そりゃそうなんです。プレイヤーにはなないちゃんしか見えてないんですから。
自分は今ナナイちゃんを抱いてて、ナナイちゃんが自分の身体に触れたって、もう、そういう風にしか感じられないんですよ。不思議な錯覚ですけど。
梶井工太郎
興味深い感覚ですね。
みうらさぶろう
でね、こんなこと言ったら怒られるかもしれないんだけど、僕が思うにVRは、実際の男女間のセックスで使うのが一番良いんじゃないかって思ってるんですよ。
なんかセンサーとかをつけた男女がHMDつけて交わるんです。相手は自分の好みの男に抱かれてるだろうし、こっちは自分の好みの女を抱いてるわけで。
オタク同士でやったなら「きゃー! 私いま、キリト君(一例です)に抱かれてるー!」ってなって、こっちはこっちで「うおー! 俺、完全にアスナ(一例ですよ?)を抱いてる!」みたいになるし、そういうのが、オタク的なエロVRの一番の終着点じゃないかって。
感覚は実際にリアルそのものな訳だし(笑)
梶井工太郎
はたしてそれは1人プレイなのか、2人プレイなのかとか、個人の尊厳だとか、結構な意識改革が必要だと思うんですが(笑)
でも、その価値観が男女ともに年代を超えて浸透したなら、それは平和な社会かもって気もしますね。
みうらさぶろう
そう。平和ですよ平和。新しいコミュニケーションの形ですよ。
梶井工太郎
でもみうらさん、なんだかんだ言ってますけど、要は、相手からの動きと、より複雑な刺激が欲しいってことですよね?
みうらさぶろう
そうです(笑)とは言え、実際に対人間じゃなくても、今後のVRが向こうからの能動的な動きと感覚を実現してくれれば一番ですけどね。
梶井工太郎
やっぱりそこにたどり着きますよね。そうなるともう、脳だとか神経だとかに直接電気信号を送るような装置しかないかなってなりますよね。
みうらさぶろう
ねぇ。そればっかりは、僕が死ぬまでにどうにかなるとは思えないですけど。
梶井工太郎
あ、でも、もし近いうちにそれが実現したらどうします?
みうらさぶろう
多分、めちゃくちゃ働いてその機械を買って、そしたらそれが最高の幸せになるかもなって、割と本気で思います。
梶井工太郎
奇遇ですね。僕もです(笑)
と、いい感じでオチもつきましたので、インタビューはこの辺で終わりにしようと思います。エロ演出の裏話や、今後のエロVRについての話など、とても興味深く聞けました。
みうらさぶろう
いえいえ、こちらこそ。こんな話でよかったかどうかわかりませんが(笑)
今後もっとエロく進化していく『なないちゃんとあそぼ』にご期待ください!
ちなみに僕が仕事をしているエロオタ業界の裏話が詰まった漫画『エロヲタ業界のみうらくん~初任給は7万円!?』、一部でクロバコと呼ばれながら、現在6巻まで電子書籍で刊行してます。エロオタ業界の裏側に興味がある方は是非お買い求めください(笑)

・本日はどうもありがとうございました

『なないちゃんとあそぼ!』体験版はこちら

制服姿の『なないちゃん』を、360度全方位から眺めてお楽しみいただけます。
当然ながらと言いますか、残念ながらと言いますか。やはり体験版ではエッチなことは出来ませんので、所有するPCやHMDで正常に起動するか、ストレスフリーに遊べるか等のテストに使うのが良いのではないでしょうか。

より親密な関係になりたい方は、製品版を購入しましょう。

体験版、製品版ともに、公式サイトから各ショップへリンクしています。是非公式サイトから辿ってお買い求めください。
ショップごとにDL版またはパッケージ版と、取り扱いに違いがあるので要注意ですよ!

  • 製品情報
    タイトル なないちゃんとあそぼ!
    価格 3,000円(税抜)
    発行日 2016/12/29
    販売方法 店舗によりDL販売、もしくはパッケージ販売(DVD)
  • 推奨環境
    CPU条件 Corei5-4590以上
    GPU条件 NVIDIA GTX970 or AMD R9 290以上
    HDD条件 メモリ8GB以上
    DirectX条件 /
    ランタイム条件 Riftでの使用にはランタイムバージョン1.3以上が必要です。
    その他、条件 Oculus Rift CV1又はHTC Vive

スマートフォンをコントローラとして使用する場合は無線LAN環境が必要です。
iPhone 4s以降、Android4.2以降のジャイロ付きモデルがコントローラとして使うことができます。

追記:新作『アンナちゃんとあそぼ』

そんな『なないちゃんとあそぼ!」は、昨年2016年12月に正式リリースされたわけですが、今年2017年、新作のリリースが発表されました。
上記でも紹介しておりますが、今作のヒロインはちょっぴりお姉さんな印象の『アンナちゃん』。
なないちゃんとはまた違ったタイプですから、好みの女の子を選ぶ楽しみが増えたということかもしれませんね。

新作の『アンナちゃんとあそぼ!』ですが、まずは今年の夏コミ(c92)8/11 金曜日 東地区 “せ” ブロック23aにて頒布とのこと。
興味のある方は是非会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。